G7 広島サミット スクランブル周波数での航空無線
G7 広島サミットでCAPしていた築城基地のF-2
航空用語でのCAP(キャップ)というのはコンバット・エア・パトロールの略です。
領空侵犯しそうな航空機がいる場合などに、上空で旋回しながら待機することなのだが通常のスクランブルとはまた違った重要度が求められる。
今回の広島サミットでも、築城基地からのF-2(コールサインで確認)が、岸田首相やバイデン大統領が帰投するときにGCI周波数の通常は使用しない緊急波(いわゆるスクランブル周波数)を使って交信していたのを確認した。
普段は交信せずにデータリンクで情報交換するので、このスクランブル周波数を見つけるのは相当に難易度が高い!!
(ちなみにGCIの8Chで交信していた)
このサミットでは警察官たちの警備がクローズアップされていたが、海上保安庁は大型のドローン「シーガーディアン」も飛ばしていたし、たぶんアメリカ軍と思われる不明航空機×2機も島根県でCAPしていたのをフライトレーダー24で確認できた。
これはグァム島方面に帰投していった。
情報収集は個人レベルでは難しいかもしれないが、PCとエアバンド受信機で、けっこう楽しめるものである。
元:防衛省情報本部 の・・・・ヒラ隊員
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